切貼豆子のインドアでアウトドアな手帖

インドアでアウトドアグッズが好き。街やネットは私のアウトドアフィールド

新年の生贄

 今日は、いつもより若干早起きして、11時前に家を出る。

自転車で最寄りの駅まで行くのだけど、5分くらいで着いてしまう。

本当は、運動目的で歩くのが良いのはわかっているけれど

眉毛が上手く描けなくて結局家を出るのが遅くなった。

 

 去年買った、電動アシスト自転車が便利すぎて頼りきっている。

今日はバッテリーの充電の為、アシスト無しで漕いだら5分程度で

汗をかいてしまい、電動アシストへの依存度に少し恐怖を覚える。

 

 毎年、新年早々に父方の家の墓があるお寺に集合して

親戚とワイワイ食事に行くというのが家の恒例行事で

春に結婚予定のいとこが旦那さんを紹介がてら連れてきていた。

 

私達世代(私と妹と従兄弟達)の間ではこれを「生贄」と呼んでいる。

 

 私達世代の親達は、バリ団塊から少し鼻先をかすめるような世代の親達

なのだけど、みんなおしゃべりが大好き。子供達(私達世代)の仕事や

恋人や、家族ネタでやいのやいの勝手に盛り上がっている。

楽しいっちゃ楽しいけど、毎年ともなると煩わしい時もある。

 

この数年は、ありがたいことに従兄弟が結婚して奥さんを連れてきたり子供が

次々に生まれてくれるのでその無垢な子ども達がメインの「生贄」となっている。

 

 いくら可愛い孫でも、まだ生きて間もないので話のネタが足りないのか

また私達世代が「生贄」に戻されたりするのだが、去年は妹の旦那さんが

生贄になってくれて、私達世代はとても助かり心の中で彼に拝んだものだ。

 

 今年は、従兄弟の旦那さんが参加してくれたおかげで

2年連続で助かっている。元「生贄」になっていた妹の旦那さんは

解放され私達と同じようにリラックスして食事を楽しんでいた。と、思いたい。

 

 親戚ランチは、この後に帰省する従兄弟ファミリーが帰りやすいよう

にと伯父が東京駅から程近い新丸ビルのタイ料理屋を予約してくれただけど

周りにも世間的にもエスニック料理が好きな男はあんまりいないので

エスニック料理好きな女子やわたしはラッキーとか思ったけど

横に座った従兄弟(男)と、年生贄の従兄弟の旦那さんと、元生贄の妹の旦那さん

は果して、喜んでいたのかはちゃんと聞かなかった。新たな罰だと思っても

パクチーと一緒に噛み締めながら、沈黙を守ってくれたと思うとほんの少しだけ

申し訳ないけど、プッポンカレー美味しくて幸せでした。