切貼豆子のインドアでアウトドアな手帖

インドアでアウトドアグッズが好き。街やネットは私のアウトドアフィールド

NONSTOP アントニオ・バンデラス

昨晩は、なんだか眠れなくて
日付も変わってから、Netflixで映画漁り。

昨年暮れに見たアントニオ・バンデラス主演の「セキュリティ」がとてもよかったので、バンデラスが見たくなり検索したら
とんでもないモノが!

ベンジェンス -復讐の自省録-
Acts of Vengeance

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製作国:ブルガリア/上映時間:87分/2017
出演 アントニオ・バンデラス
カール・アーバン
監督 アイザックフロレンティーン


タイトルからわかるように復讐劇の
アクションものなんだけど
脚本がもう、飛びすぎてすごかった。

まず、復讐に燃えあがるきっかけがすごい。
悲しみのあまりお酒に溺れて、街のチンピラに絡まれ太ももを刺されたまま後ずさり

よろけ、後ろ向きのまま古本屋のショーウィンドウへダイブ。
ナイフで刺された大腿部から大出血。
とっさに掴んだ、本で止血するという
斬新な本の使い道!

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酔いが覚めてから血だらけの包帯代わりの本を貪るように読むバンデラス。
(本来の使い方をされて安心しました)


それは、古代ローマ皇帝で哲学者である

マルクス・アウレリウス・アントニヌス著『自省録』

思想哲学はさっぱりわからないので
自省録といえば、中曽根康弘内閣総理大臣の自伝を思い出す私。

 

以前の愚かな自分を変え、復讐の鬼となるべく、自省録の言葉に啓発されまくり
心身ともに鍛えあげるバンデラスの影響されやすさは目が離せない。

その関連で、復讐を果たすまで沈黙の誓いをたて無口の演技に突入。

実際はちょっとイラってするくらいの展開で、相手に倍喋らせたり、

結局劇中バンデラスは、心の声を大量にナレーションしてるし。

だったらそこは話したのほうがいいのではという場面ばかりが続く。


もう突っ込みどころ満載なのに面白くてしょうがない。最近はブルース・ウィルスなみに映画に出まくりのバンデラスから目が離せないかも