ふでば考
小学校の頃、新学期を迎える度に筆箱を替えていました。他の地域では知りませんが80年代後半の東京の端っこの学校ではだいたいみんなそうでした。サンリオを初めとしたキャラクターものや、アイドルものなど、自分の旬に合わせて買い揃えていました。
よく考えると女子だけだったかもしれません。よく覚えてないですけど。特に1学期が始まる4月は特に気合が入っていて、普段のお小遣い+僅かに残したお年玉で筆箱の中身やノート、下敷きなんかも新調しました。一学年上がる大切な儀式というかんじでした。75年前後生まれの世代は、男の子はとにかく多面式筆箱が流行っていました。アホみたいに多機能で無駄にカテゴライズされていて見ている方は面白かったですが2000円以上したりして男子はたいへーんと思ってました。
女子は、高学年になると、カンペンケースがデフォルトでした。男の子の多面体の影響か二段のカンペンケースが主流だったと思います。私もファンシーショップ(今も通じるのか不明ですが)で出会ったメジャーなキャラクターではない二段カンペンケースに一目惚れして使ってました。当時はサンリオが圧倒的な人気で、キャラクターも豊富な為、それぞれ押しキャラを選ぶのことができました。私の時代はタキシードサム(1979年生まれ)が王者でしたが、
私が狂ったのはゴロピカドン(1982年生まれ)で他にはセブンシードアーフ(1979年生まれ)、ザシキブタ(1984年生まれ)でした。
いまこうして学校にも行かないような年になりまして、筆箱を定期的に変えることもなくなりましたが、大人になってからも筆箱を使ったいます。その時その時の好きなものをチョイスしてます。20代は多分持ち歩いたりしてなくて再び筆箱を持ち始めたのは30代になってから。ドイツのHerrlitzのペンケース。〈スコス〉さんで買ったと思います。ユニコーンは一番好きな動物です。
その次に買ったのは、なつかしいモノが欲しくて
しばらくして、こちらのカンペンケースを見つけて使ってました。
そして、今はこれ。何年か前に無印良品で買った頒布のポーチを筆箱にしてます。
やっぱ大人になって手帳と文房具はセットて使うので両方入れられてとても便利です。
他の歴代筆箱たちは、アクセサリー入れにしたり工具入れにしたりと今も現役です。